いまのドイツの歯科医と歯科技工士の関係を違う言葉ではどう表現されるだろうか?プロ意識私ならこう表現したい。お互いにプロ意識を持ち、尊重し合いながら一緒に仕事をしているのだ。こうしたことがなぜドイツで可能になるかといえば、「マイスター制度」が確立されているからである。ご存じの方もおられるだろうが、マイスターとは「名人、名匠、親方、棟梁」といった意味で、「選び抜かれた職人の親方」になる。マイスターになるには、試験に合格しなければならない。そうして選抜された優秀な技術を持つ人間だけがマイスターの称号を与えられ、登録される。マイスターはいろいろなジャンルにわたり、たとえば歯科技工士、靴職人、カバン職人、大工、ワインのソムリエ、菓子職人など多彩なジャンルにマイスターがいる。職種が違っても、マイスターはみな対等である。